路盤改良

舗装前に行う主な準備工程

舗装の品質・耐久性を確保するために、施工前に行う重要な準備作業です。

① 路床(地盤)の確認・整正

路床整正の様子
  • 地盤の強度や含水比を確認し、必要に応じて転圧を行って締固める。
  • 不陸(凸凹)を整正して均一な基盤面を作る。
  • 軟弱地盤の場合は、掘削・改良(置換や安定処理)を行い、支持力を確保

② 歩道ブロック・縁石施工

歩道ブロックと縁石の施工の様子
  • 歩道の縁石(カーブレール)を設計ラインに沿って設置し、位置や高さを正確に調整。
  • 縁石を安定させるため、基礎コンクリートを打設し、転倒や沈下を防止。
  • 歩道部にはインターロッキングブロックや平板ブロックを敷設し、均一な高さと勾配を確保。
  • ブロックの継ぎ目には目地砂を充填し、締固め・転圧で安定性を高める。

③ 排水対策

排水対策の施工例
  • 路盤・路床が水を含むと耐久性が低下するため、暗渠排水や側溝を整備。
  • 砕石路盤を施工する場合、透水性を考慮して施工。

④ 品質管理・検査

品質検査の様子
  • 締固め度(密度)、含水比、平坦性などを現場試験で確認。
  • 設計仕様を満たしていることを記録・写真台帳で残す。